苦労の仕方を選ぶ

目安時間 8分

モラルハラスメント、ドメステッィクバイオレンス。。

どちらも似たような性質を持っています。

 

モラルハラスメント=モラハラ

ドメステッィックバイオレンス=DV

 

モラハラは精神的に、DVは肉体的に相手に被害を与える行為です。

 

これらの行為は基本的には治りません。

 

もしもパートナーがこれらに当てはまる場合は、自分がこの先パートナーとの関係をどうしたいかの結論をはっきりと出すことが重要です。

 

といっても、相手を変えるということは不可能だと思って下さい。相手は変わりません。変わるのはあなたの方です。

 

この先相手の行為に静かに耐えていくのか、きっぱり別れをつげるのかになってくると思います。

 

 

私が何とか上手く立ち回れば上手くいくんじゃないか。

私が我慢すればいいだけなんじゃないか。

私が子供を守ってあげられるんじゃないか。

 

 

そんな気持ちはありませんか?

 

どんなに辛くても両親の元で育つ子供の方がいいはずだと、思い込んではいませんか?

 

私はずっとそう思い続けてきました。

元夫が暴れようものなら子供たちへのフォローを。罵られれば一人で陰で泣いていました。

 

話し合いの機会も幾度となく持ちました。

モラハラDV男も、話をすれば一時的には収まります。しかし、数週間、数か月も経てば元に戻るのが実際でしたが。

 

私の元夫は、結婚前は私に対してDVを。結婚後は子供に対してDVをしていました。離婚後はペットに対してDVを。ただ対象が変わるだけで本人の性質が変わるわけではないのです。話し合いをして解決するものでは到底ありません。モラハラも同様、もう人格そのものなのです。

 

DV男の言い分としては、俺を怒らせる相手が悪い。なのです。DVを行うこと自体が悪いことだという認識が飛んでしまっているのです。

 

モラハラも同じこと。自分の怒りが湧いてきた時に相手を罵倒するのは当然の事。これも、こんなことを言わせる相手が悪いと思っています。そしてもう一つ特徴的なのが、言っていることとやっていることが違うという点。

 

私の場合は、別居中に戻ってきてほしいと口では言っているのに、子供の送り迎え等で頻繁に利用する車の保険を勝手に解約されたこと、車を売却しようとしたことが言えるでしょうか。

普段の生活であれば、例えば生活費は渡すのに、これは俺の稼いだ金だと豪語することなども言えるでしょう。

 

自分の思い通りにならなければ相手に危害を与える行動をする、相手を罵倒する、似たような性質を持っていますが、このような相手と一緒に生活するには”怒らせない事”これを念頭におくことになるのか、そういうことがあったとしても”耐え忍ぶ”かになるのではないでしょうか。

 

本当は私もその事を心底分かってはいました。

しかし、どうしても生活不安が拭いきれずに何とか解決できないか。何か突破口があるはずだと約10年間も自分に言い聞かせていたのです。

 

だって離婚したら当たり前ですが一人親になるのです…。

 

離婚後の生活費は?

離婚をしてしまった後で後悔したりしない?

ちゃんと子供たちを食べさせていけるの?

子供に何かあった時に相談する相手は?

子供がパパを恋しがるようなことがあったら?

子供を逆に傷つけるのではないかな?

本当に一人でやっていけるの?

 

結局離婚が成立するまで不安は拭いきれませんでした。実は調停を行いながらも不安なまま過ごしていました。(笑)

 

しかし、こんな私が今言えることは、

離婚出来て本当に良かったということです。

 

もしも本当にその生活から抜け出したい、子供たちと笑顔で毎日を過ごしたいと思うなら、きっぱりと別れることだということです。

 

離婚はとても勇気のいることですよね。

 

それを決断することは、辛い生活を崩すこと以上に不安なことだと私は思うのです。

 

 

別れるにあたって他にも色々な事を考えました。

 

相手がどんな仕打ちをしてくるのだろう。そして両親には何て言われるだろう。友達には、ご近所には?そして何よりこの先の生活はどうなるのだろう。子供たちの生活は?学校は?

 

見えない生活に本当に不安しかありませんでした。

 

私にはモラハラ夫をもつ友人がいます。その中でどちらも私と同じ3人の子供をもつ母親ですが、離婚届けは出したものの生活不安の為、その夫と同居をしている友人。また、難病を患いながらもきっぱり離婚した友人。

 

離婚前と離婚後どちらが幸せ?

私は2人に聞いたところ即答で今!と答えたのはきっぱり離婚した友人の方でした。どんなに生活が厳しくても元夫のいる生活には二度と戻りたくないと。私も同感です。

 

いくら悩みがあってもこうと決めてしまえば、人間はそれをどうやって解決しようという方向に頭が働くものなの。そういう風にできているのです。

 

元夫の仕打ちには弁護士さんにお世話になりました。

両親にはありのままを包み隠さず伝え理解してもらいました。

友人、ご近所ははっきり言ってどうでもいい問題でした。

子どもには分かるように伝え理解してもらいました。

学校へは、子供の精神的配慮の為、苗字を変えずに在籍させてもらいました。

 

大丈夫です。どんな事に対しても必ず解決法はあります。

 

誰の人生を生きるのか。どんな人生を送りたいのか。

それは自分で決められることなのです。

 

モラハラDV夫との生活も、自力での生活もどちらも苦労はつきものです。どんな苦労をするかの違いだけなのです。

 

相手を変えることはできません。変わるのは自分です。

どんな苦労を費やすのが自分の人生の為になるのかが、一番大事な事だと私は思っています。

 

 

 

 

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真野 未早希

真野 未早希

自分辞典プロアドバイザーとして活動しています。 たとえどんな状況でも自分らしくある生き方、女性としての在り方をこのブログや活動を通してお伝えしていきます。 笑顔で過ごす毎日を積み重ね、輝ける人生にしましょう。

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