私が元夫と行った調停は全3回。
・離婚調停
・親権移動調停
・養育費増額調停
この中で一番辛かったのは親権移動調停でした。
通常半年程度で終わる家庭裁判所での調停ですが、異例として扱われ約2年程続きました。
第1回目の離婚調停では、元夫は親権など一切求めてこず、無事に3人とも私の元で育てることができたのです。
しかし、離婚成立から約1年後。離婚の腹いせに元夫が子供たちを私の元から奪い去ったのです。
彼はまず、子供たちが私の元に戻れないようにありもしないでっちあげの私の悪口を子供に吹き込み、私への信用を奪いました。
そして自分たちはママに捨てられたのだと言い聞かせ、子供たちの欲しがるものを全て買い与えました。
そして、離婚して子供たちと離れどれだけ辛かったのかを話し、子供たちの同情をかいました。離婚調停で親権の話など一言も口にしなかった人がです。
時間にも経済的にも心にも余裕のない私の元に、子供たちが帰ってくる理由はなくなりました。
ただ、私にはこの夫の行動が子供たちを愛する故ではなく、私への復讐心からだと分かっていたので、元夫から親権移動調停の申し立てがあった時に強く否定をし続けたのです。
実際に私は元夫から”お前を精神的に追い詰めてやる”と言われていたのもありました。それが録音できていればよかったのですが…。
私は子供たちを取り戻すためにあらゆる機関に相談しました。弁護士事務所を中心に、被害者支援センター、児童相談所、児童精神科、子ども支援センター、警察署、市役所等です。
長男が3歳の頃、DV被害で市役所に相談をしていたので、その頃の資料を請求し提出したりもしました。
子ども支援センターでも離婚前の子供たちの不安定な様子を、児童精神科でも父親から受けていた被害状況を話した記録が残っていたのでそれも請求しました。
元夫からの電話や面会時の会話は全てボイスレコーダーで録音し、文字で起こしたりとにかく思いつくことは全て行ったのです。
しかし私の言い分は全くと言っていいほど聞き入れられませんでした。
私が何をしようと、何を言おうと現在は裁判所では子供たちの気持ちが優先されるのです。
私は泣き寝入りするのしかないのかと半ば諦めかけていました。子供たちに今までかけてきた愛情を全てなかったことにされ、シングルマザーになってからというもの家事も育児も仕事もろくにできない自分はなんなんだと自信をすっかり失い、自分を見失っている時でした。
そんな時に何気なく目にしたスマホの画面。
それは”強み”や”才能”について書かれているページでした。
どんな人にも才能はある。とか、隠された強みを引き出すといった内容でした。
どんなに努力しても報われない。過去の努力もかき消される。どう生きていけばいいのか分からない。でもこんな私にでも残された何かがあるのだったら知りたい!単純にそう思いました。悩むことに疲れ、努力することにも諦めを感じていた私は、私が何者なのかを誰かが教えてくれれば…。そう思っていました。
私がこの時に出会ったのが自分辞典です。
そしてうつろな毎日の中、タイミングよく自分辞典のセッションの申し込みが開始されたのです。私は迷わず応募しました。場所は東京。修学旅行以外県外にでることのなかった私。東京は初めて訪れる場所。一人で飛行機に乗ることも初めてでしたが、私は必死でした。この状況を変える何かがあるなら何でもいいからすがりたい。そう思っていました。
そして迎えたセッション当日。九州住まいの私は朝5時に出発し東京へと向かいました。
緊張と期待と不安が入り混じった中受けた診断。
意外すぎた結果に驚きと希望が見えたのです。目から鱗とはこの事を言うんだなと実感したのです。
自分の思う自分と、診断された自分が全く違ったのですが、言われてみれば、、と思い当たる節が多く私は思い込みの自分を強く意識していたということが分かりました。違う視点からみる自分。それがあまりにも新鮮すぎて私はまるで違う人格になったかのような気分になりました。無理なんてしなくていい。そのままの自分でいればいいんだという安心感をも与えてくれました。
私のように全く違う自分を目の当たりにした場合、自分の思っていた自分と合致した場合。それぞれ受ける印象は違うと思いますが、自分の得意不得意を客観的に他者から伝えられた時に新鮮な気持ちになることは共通しているかと思います。何となく感じていた部分が明確になった時の感情は、難しい問題を解き明かした時のようなスカッとした爽快感があります。改めて前を向いて歩き出そうという意欲も湧いてきます。
迷走している時ほど自分が分からなくなる時。客観的に自分を見ることで新しい感覚や発見があります。
私がどん底から這い上がり、困難に立ち向かい現在前向きにいられるのは自分という人間を再認識できたからです。
一生向き合い付き合っていく自分。軸がブレては上手くいくものもいかなくなってしまいます。自分を正しく理解することはとても重要です。その上で何ができるのか、どうやったらより上手くいくのかの明確な答えが出しやすくなるからです。
自分を見失いそうになった時には、客観的に自分を見つめなおしてみることが大事なことになります。
真野 未早希
自分辞典プロアドバイザーとして活動しています。 たとえどんな状況でも自分らしくある生き方、女性としての在り方をこのブログや活動を通してお伝えしていきます。 笑顔で過ごす毎日を積み重ね、輝ける人生にしましょう。
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