自信のなさのかたまり

目安時間 7分

自分に自信を持つということはとても大事なことで、よく耳にする言葉だと思います。

 

しかし、急に”よし!今から自信を持とう”と意気込んできるものでもありませんし、そんなに単純なことではありません。

 

自信とは他者や自分からの評価が積み重なり、ゆっくりと育んでいくもの。大切なのは自信をもつということを日頃から意識して日々を過ごしていくことだと思うのです。何気なく毎日を過ごすよりも効率的に自信を手に入れられます

 

私がそれに気づいたのは30歳もとうに過ぎたころ…。

それまで私は自信のなさのかたまりのような人間でした。

 

私の親は過保護で、私が幼い頃から何かに挑戦しようとする度にやめておきなさい。と心配ばかりする人です。

つい先日もスポーツクラブに入会したのですが、なぜ相談もなしに勝手に決めてしまうの!?と…。

 

私は現在38歳。3人の子供をもついい大人です。(笑)

なぜスポーツクラブに入会するのに親の許可が必要なのか私には分かりません。

 

しかし、今でこそこうやって自分の意志で行動している自分ですが、数年前の私であればもしかしたら親に相談をしていたかもしれません。そしてきっと反対されていたでしょう。。

 

そして私の自信のなさは、元夫からの暴言も大きく影響しています。

専業主婦だった私に

”お前なんか何もできないくせに”

”金を稼ぐこともできないくせに”

元夫とはすれ違い意見が衝突する度にこう言われ続けてきました。

人間とは不思議なもので同じことを言われ続けると本当にそうなんだと思ってしまうところがあるのです。

 

日々家事育児に追われこなしてきた自分であるにも関わらず、私は何もできないんだ。本気でそう思っていた自分がいました。

 

こんな私を変えたのは行動と経験。これに尽きます。

 

まず、両親にとっては未知の世界である離婚。そして計3回にも及ぶ裁判所での調停。これを乗り越えたからこそついた自信。そして過保護な親からの親離れが出来たのだと思います。

 

人の顔色を伺いながら過ごす自分。つい人に合わせてしまう気弱さ。自分の思いもはっきり言いだせない内向的な性格。

 

しかし、調停ではそんなことは言ってられません。自分の思いを発言しないと相手方の思うままになってしまうのです。子供たちと私の人生がかかっています。

 

陳述書といって調停の判断材料に使われるこちらの意見書も数多く提出しました。月一回行われる調停に出向き、弁護士さんとの打ち合わせも調停の度に回数を重ね、次の調停に備えた資料作りや証拠集めに明け暮れていました。しかしその甲斐あって結果、全調停こちらの言い分が通ったのです。

 

勝訴したことが私の自信につながったという部分ももちろんあります。しかし、大きく作用したのは自分の意志をはっきりと人に伝えられたことだと私は思っています。弁護士さんとの打ち合わせの最中。調停での場。

 

こんな私でも言っていいんだ、ちゃんと言えるんだ、他の人からすれば自分の意見を言うなど、ささいな日常的なことかもしれませんが、私にとっては大きな自分の変化だったのです。

 

調停では感情をあらわにすることもありました。話しながら涙を流したり、聞いてもらえないならこの窓から飛び降ります。と言ったことも。(笑)

 

そして、行動も変わりました。いい弁護士さんがいると聞くと必ず会いに行きましたし他県まで足を運んだこともありました。

 

両親にとっては未知の世界なので調停の為なら仕方がないと、何の咎めもありません。自分の意志で行動できたのです。

 

こうして自分の行動と発言を繰り返すこと約4年。

思うようにいかずに苦しんだ期間も長かったです。

その代償がうつ病発症ですが、私は今までになかった自信をもつことができました。

 

心身ともに健康な身体には憧れますが、病気はいつか治ると信じて今は過ごしています。

 

しかし、身体と引き換えに得た自信。私はかけがえのないものを手に入れたと思っているのです。

 

何をきっかけに自信に繋がるかは分かりません。

しかし、とにかく行動すること。

私のような場合に限らずこれは共通して言えることではないかと思っています。

 

行動を起こせば新しい発見があります。新しい感情に出会います。もちろん一歩踏み出すのには勇気がいりますし躊躇したりもしますが、必ず新しい気付きがあるのです。それが自分にとって大きなものかささいなものかは分かりませんが、確実に前進します。また、挑戦する癖をつけておけば、何か新しいことに出会った時の踏み出す一歩が軽くなります。

 

自分のペースに合わせてゆっくりでもいいのです。

今は自信を失くして行動する気になんてとてもなれない…。そんな時は今日は違う道を通ってみよう、いつもと違うお店に足を運んでみよう。そんなささいなことでも十分です。

行動するということは、ささいな一歩でも大きな一歩でも必ず自分の糧になることは間違いありません。後から振り返ると自分の自信に繋がるものです。

 

思うように動けない状況や環境もあるでしょう。しかし、行動しようとすることをやめない事。何かに躓いてしまった、自分に自信を持ちたい、そう思った時こそ、ただ立ち止まるだけではなくとにかく動いてみること。それが大事なことなのです。

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真野 未早希

真野 未早希

自分辞典プロアドバイザーとして活動しています。 たとえどんな状況でも自分らしくある生き方、女性としての在り方をこのブログや活動を通してお伝えしていきます。 笑顔で過ごす毎日を積み重ね、輝ける人生にしましょう。

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