自分がピンチに陥った時、どうやって切り抜けますか?
そこがそれからの人生を左右することにもなるかもしれません。
一番に言えることは、筋をきちんと通すこと。
その場で取り繕っても後々信用を失ったり、大きな事態に発展することになりかねません。
私の一番のピンチといえば、子どもを元夫に取られそうになった時でした。
生まれた時から大切に育ててきた我が子。
その子供たちを自分の私欲のために私から奪おうとした元夫。
元夫の思惑は離婚への仕返し。
復縁に納得しない私への嫌がらせ。
私の両親に対する腹いせ。
子どもを扶養することで手に入るお金が目的でした。
愛情があって子どもを引き取りたいというのならまだしも、それが分かっていて子どもを渡すことなんて到底出来ませんよね?
子ども達はそんな元夫の思惑も知らずに、私に対する悪意のある嘘の情報を植え付けられそれを信じ、元夫からの言動は愛情表現だと思い込み、素直に元夫の話を聞き入れ行動するロボットの様になっていました。
会ったとしても私の話は全て無視。目も合わせてくれない状況でした。
親権移動調停に入り、私は精一杯事実のみを伝え続けました。
私の思いや、とっている行動。
元夫の本音や行動。
しかし、すくい取られるのは上辺の事実のみ。
子ども達は家庭で問題なく過ごしている。学校でもうまくやっている。
元夫と子ども達の証言、学校の先生からの評価。それだけで判断されてしまうのです。
子ども達は家庭内で暴力を受けていました。
学校へはお腹が痛くても眩暈がとまらなくても、学校を休むと調停に負けるからという理由で毎日通わされており、保健室登校をした日には家で叩かれていたそうです。
学校の先生はそんなことはもちろん気付きもしません。
毎日学校に通っている。子どもから父親についての相談もない。正常に毎日を送れている。そう判断するのです。
私に対しては酷い嘘を吹き込まれているので、子ども達が私を信用しそれを相談するなども考えなかったようです。
約2年間。
真実を伝え続けた私と、子どもを丸め込み嘘を重ねた元夫とどちらが勝訴したと思いますか?
ちなみに私に味方は自身の弁護士さんしかいませんでした。
調停員も裁判官も、裁判所の調査員も学校の先生も子供も元夫側です。
この調停の私の勝率は5%と言われていました…。
95%の確率で子供たちは取られてしまうということです。
そんなほぼ見込みのない調停でしたが、諦めずに努力し続けた結果、子ども達が自らの足で私の元に帰ってきてくれたのです。
きっかけは、元夫が女を自宅に住まわせるようになったことからだったようです。
子ども達は私のことを見放し、新しいお母さんが欲しいと言っていたようですが、その女性からも暴力を受け、可愛がっているペットにも虐待をされている場面を目の当たりにし、その生活に疑問を抱きだしたのです。
私はというと、変わらずに帰ってきてほしいということ、目も合わせてくれなくても私なりの愛情表現を続け待つ姿勢を崩さなかったこと。子供たちに対してした事はそれです。
もちろん学校や裁判所に対しては受け入れてくれなくとも、ありのままを伝え続けていましたが。しかし、証拠がなければ動かないのがこの機関。私の言うことは聞き入れてはもらえませんでしたが。
子ども達の行動で調停の流れは一変しました。
2年近く続いた闘争期間が一瞬にして終わりました。
自分がピンチに追い込まれたとき、どんな在り方でいるのかが大事なのだと痛感しました。
自分を優位に立たせるために人を蹴落とす行動をするのか、どんなにはがゆい思いをしても自分の思いを貫くのか。
答えは自然と周りが下してくれるのだと実感する出来事でした。
私が元夫が嘘を重ねているから私も、と作り話をしていたら結果はどうなっていたでしょうか?たぶん私の言っているつじつまが合わなくて余計に混乱を招いていたと思います。
自分の在り方をしっかり持つこと。
自分の思いがぶれない生き方をすること。
それが成功に繋がる第一歩だと思います。
真野 未早希
自分辞典プロアドバイザーとして活動しています。 たとえどんな状況でも自分らしくある生き方、女性としての在り方をこのブログや活動を通してお伝えしていきます。 笑顔で過ごす毎日を積み重ね、輝ける人生にしましょう。
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